DICOMO2025にて発表

D3学生の新井美音さんがDICOMO2025(マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2025)シンポジウムにて発表を行いました。

タイトル:ユーザ特性に着目したセキュリティ教育ゲームの設計分析

概要:近年, セキュリティ教育において, 学習者の理解を促進し興味を惹くための手法として, ビデオゲームの活用が注目されている. これまでに多くのセキュリティ教育用ビデオゲームが設計・研究されてきたが, 学術目的のゲームに関するユーザ特性に注目した分析は未だ行われていない. 本稿ではセキュリティ教育用ビデオゲームを収集し, ユーザ特性に関する観点から体系的に分析調査する. 分析を通して, 明らかにした知見は以下のとおりである. まず物語志向に関連した要素として, 殆どのゲームには既にユーザが体験した場面をスキップする機能が実装されておらず, 繰り返し体験するユーザにととってユーザビリティやモチベーションの低下につながる. 次に, 社会的志向に関連した要素として, ゲーム内における何らかのスコアをソーシャルネットワークサービス等に掲載できる機能があることで, 他のユーザとの比較や競争が容易にできる. また, 対象ユーザごとの傾向として, 小学生向けのゲームは視覚・聴覚的な演出を伴う美的志向に関連した要素を多い一方, 大人向けのゲームでは他者との関りなど社会的志向に関連した要素を重視する設計が多い. 最後に, 学術目的と産業目的それぞれの傾向として, 学術目的のゲームは教育効果の検証として物語志向を重視する一方, 産業目的のゲームは美的志向に注目する傾向がある. また, 今後の設計で検討すべき要素として, 一度体験した場面をスキップする機能および難易度を調整する機能, 他のユーザと交流する機能, 学習に関係のない遊び要素の存在を明らかにした.

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